2016年6月10日金曜日

アクティブ・ラーニング(能動的学習)

 次の学習指導要領では、これからの時代に必要な資質・能力を明らかにし、それらを新しい時代の実社会や実生活の中で役立つ力にまで高めるために、「アクティブ・ラーニング」(能動的学習)と呼ばれる学習方法を授業に取り入れることになりそうです。山形県教育委員会でも、知識・技能を定着させるだけでなく、それらを活用する思考力、判断力、表現力を育てるために、「探究型学習」を推進していこうとしています。

 今日の3年3組の国語の授業は、まさにこのアクティブ・ラーニングあるいは探究型学習にあたるものでした。井上ひさしの作品を使って、グループで、「本文から登場人物の人柄を読み取る」、という授業でしたが、文のどの部分を根拠とするかや同じ部分でも解釈が違ったりするので、賛成意見や反対意見が飛び交うとても白熱した展開になりました。そして、授業が進んでくると、個人の主観的な受け止め方を根拠とするものだけでなく、品詞の違いなど文法の要素を根拠にした発言がでてくるようになり、まさにこれまで学習した知識を活用する学習になっていました。
 教師が一方的に説明をするより、何倍も頭を使いますし、生徒達も「楽しい」と感想を述べていました。

発言者の意見をみんな真剣に聞いています

「いまの発言についてどう思う」グループで討論

「発言したくてしょうがない」という雰囲気